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長崎県

〇国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館   https://www.peace-nagasaki.go.jp/

 

■祈念館概要

祈念館は「原爆資料館」駅から徒歩4分で、アクセス良好の場所。

祈念館は地上1階と地下2階で構成されています。

で、地上1階部分は木々に囲まれた貯水広場になっており、水盤が設置されています。

 

■全体構成

地下1階に「手記展示コーナー」「追悼コーナー」があり、地下2階に「追悼空間前室」「追悼空間」「遺影・手記閲覧室」「平和情報コーナー1」「平和情報コーナー2」があり、全体は7部構成になっています。

 

■1階部分

1階部分は木々に囲まれた貯水広場になっています。祈念館の入口には銘文が設置されていて、貯水広場には水盤が置かれています。これは、原爆死没者の方々が水を求めたことに由来し、この水盤は夜になると追悼のためのあかりが灯ります。

地下への入口には、この水盤を反時計回りで進みます。これは原爆投下の昭和20年8月9日まで時間をさかのぼるという意味が込められているみたいです。「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」でも同じようにスロープを反時計回りに進み、やはり原爆投下の昭和20年8月6日まで時間をさかのぼるという意味が込められていました。

 

■手記展示コーナー

被爆者やその家族、関係者から寄せられた被爆体験記の一部がパネル展示されています。

 

■追悼コーナー

地下2階にある追悼空間の地下1階部分は吹き抜けになっていて、地下2階の追悼空間を上階の地下1階から臨むことができるようになっています。

ここからも死者を追悼し、平和を祈念することができます。

 

■追悼空間前室

地下1階から地下2階に降りてくると、ここを通って追悼空間へ向かうことになります。

追悼空間に入る前に心を落ち着かせるための場所として設けられていて、液晶モニターに遺影と名前が映し出されています。

場所の確保ができるなら、都の祈念館にもこのような心を落ち着かせる空間をつくった方がいいでしょう。

 

■追悼空間

広島では、原爆投下後の広島市の風景写真とモニュメントが置かれていましたが、長崎では名簿棚が設置されています。名簿棚には原爆死没者の名前を記載した名簿190冊が納められていて、原爆死没者を追悼し、平和を祈念する空間となっています。

落ち着いた空間で、原爆死没者追悼と平和祈念にふさわしい空間となっています。

 

■遺影・手記閲覧室

遺影、体験記、証言音声・映像などを、パソコンで閲覧することができます。

 

■平和情報コーナー1

被爆者の証言、被爆医療の情報、原爆に関する詩や写真などを閲覧することができるようになっています。

 

■平和情報コーナー2

パソコンや紙媒体のカードに、絵や文字などメッセージを書き残すことができるようになっています。

 

■運営

国立の施設で入場料は無料です。

​■連絡先

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

〒852-8117 長崎市平野町7番8号

TEL 095-814-0055 FAX 095-814-0056

〇長崎原爆資料館  https://nabmuseum.jp/

■資料館概要

資料館は「原爆資料館」駅から徒歩5分で、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館のすぐそばで、アクセス良好の場所にあります。

資料館は地上1階と地下2階で構成されていて、地上1階は図書館や事務室などになっています。

 

■全体構成

地下2階に「1945年8月9日」「原爆による被害の実相」「核兵器のない世界を目指して」の3コーナーがあり、地下1階に「ビデオルーム・Q&A」の1コーナーがあり、全体で4部構成となっています。

 

■1945年8月9日

展示室の正面には、原爆が投下された11時2分で止まった柱時計が掛けられています。爆風によって文字盤が歪み、外枠が壊れています。民家にあった時計が展示されています。

また、被曝前の長崎の写真、原爆投下時に観測機から撮影されたきのこ雲の写真が展示されています。

 

■原爆による被害の実相

資料館のメインコーナーです。

被曝した長崎の街の模型が展示されています。模型上に火球、熱戦、爆風、火災、放射線の面的広がりが表示されています。

そして、高熱で溶けてくっついた手の骨とガラス、焦げた作業服、溶けた瓶、頭蓋骨が付着した鐵かぶとなど、原爆の熱風、爆風、放射線などでの被害が展示されています。

また、救援・救護活動の様子の写真や、原爆障害の研究に取り組んだ永井隆の肖像なども展示されていました。

 

■核兵器のない世界を目指して

核兵器の歴史、核実験の回数、現代の核兵器に関する情報が展示されています。

 

■ビデオルーム・Q&A

ビデオルームでは映画とアニメが上映されていました。

一つは「ながさき原爆の記録」という、米国戦略爆撃調査団が撮影した被災記録を編集した映画。

もう一つは「8月9日長崎」という、被爆体験を若い世代に継承するために、被爆35周年事業として長崎市と長崎県が共同で制作したアニメです。

Q&Aコーナーでは、原爆や平和に関するクイズをモニターで見ることができます。

 

■運営

観覧料は、一般個人200円、一般団体160円、小中高校個人100円、小中高校団体80円。

​​■連絡先

長崎原爆資料館
〒852-8117 長崎県長崎市平野町7番8号

TEL 095-844-1231 FAX 095-846-5170
メール admin@nabmuseum.jp

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